旧「馬券革命」の根幹をなす
タイムアドバンテージ(TA)理論の革新性は、タイム理論に「相対評価」という概念を持ち込んだことと、タイム理論のアキレス腱である「ペース」を克服したことに集約されます。最重要数値である
相対値と
解析値は、スピード指数とペース指数をいわば融合したものでした。
- 相対値→スピード指数とペース指数を基に、過去の実績や当該レースの適性を相対的にポイント化したもの
- 解析値→近3走のスピード指数とペース指数の相対的な推移を、729のパターンごとにポイント化したもの
しかし、この二つの数値も完全ではありません。スピード指数とペース指数のもつ意味合いが、コースやクラスによって微妙に異なるからです。「トータルの速力=スピード指数」さえ高ければ「上がりの決め手=ペース指数」の優劣に関係なく好走できるレースもあれば、トータルの走破タイムはさておき、速い上がりを繰り出せるかどうかが鍵となるレースもある。つまりコースやクラスによって、指数の有効性に「
バイアス=偏り」が存在するわけです。こうしたバイアスをあぶりだすことで、TA理論はさらなる進化を果たし、
タイムバイアス(TB)理論へと生まれ変わりました。
「馬券革命MAX」を支えるこのTB理論の中核と言うべき数値が、
SA(Speed Advantage)値と、
PA(Pace Advantage)値です。TA理論の相対値と解析値はスピード指数とペース指数を融合したものですが、SA値はスピード指数の相対値と解析値を融合、PA値はペース指数の相対値と解析値を融合して作り出されました。同時に、相対値と解析値の算出方法も、より高配当を拾えるよう大幅に改良されています。
- スピード指数に基づく新相対値+スピード指数に基づく新解析値→SA値
- ペース指数に基づく新相対値+ペース指数に基づく新解析値→PA値
これによって、当該レースにおける各馬の相対的なスピード能力は、「トータルの速力」と「上がりの決め手」の二つに分けて明示されることになり、より実戦的な予想が可能となりました。展開やコース実績を加味すれば、その奥行きはさらに広がるでしょう。もちろん、当該レースを勝つために必要な指数の目安となる
WINNING INDEX も、コースの概念を導入してバージョンアップ。バイアスへの対応は抜かりなく行えます。