第58回スプリンターズステークス(ＧI)TB理論実践活用術  09/29(日)中山11R 

遅れて来た怪物の呼び声高いサトノレーヴの扱いが焦点。散々迷ったが結論は買い。理由は３点ほど。案外なスピード指数はやや低調なレースレベルに因るところが大きく明らかに過小評価となっていること。近３走のほぼ「70」のペース指数３連発は並の馬では出来ない点。そして９戦７勝で未だ底割れのないほぼ完璧な戦績。つまりは能力全開となればどこまで指数を伸ばすか計り知れず潜在的な指数、実績はともに能力最上位と考える。相手本線はＳＡ値断トツのマッドクールとＰＡ値トップのトウシンマカオの２頭。前者は昨年の２着馬にして今年は高松宮記念を快勝。いわゆる指数の裏付けのある実績上位馬である程度の信頼度を置く。惨敗の香港帰りの久々が不安要素と言えなくもないがこれとて快勝した高松宮記念と同様。逆転があるとしたらこの馬だろう。後者は秋初戦の前哨戦を快勝。やや低調な決着で指数はいま一つもその分疲労も少ないと解釈。叩き２戦目での上積み余力はメンバー随一とみる。以上３角の馬連を大本線にサトノレーヴからの押え。指数次点のウインマーベル、オオバンブルマイ、ダノンスコーピオン、、ナムラクレア、ママコチャ、ルガルの６頭に流した。
結果はルガルが快勝し２着トウシンマカオで不的中に終わった。形の上では中心馬からのタテ目だが３番手評価の馬。マッドクールならいざ知らずトウシンマカオからのタテ目は一瞬たりとも考慮になかった。ましてや本命２頭が掲示板すら外してしまっては大敗もいいところだろう。サトノレーヴは若干の出遅れも十分に許容範囲。道中もいい感じで進めまずまずの感触だったが肝心の決め手に精彩を欠いてしまった。確定指数「105-64」からすれば恐らくこの馬もスピード指数は三桁前後とまずまずの数値を残したが、レースの見た目同様ペース指数は近走の切れ味には遠く及ばない。元々の能力の問題なのかそれとも他に原因があるのか。次走までに情報収集に努めたい。ここまでいい流れで来ていたがここで一頓挫。秋本番に向けて調子を上げていきたいところだ。